ド・モルガンの定理より、基本論理回路はNAND回路のみで構成することができる。NAND回路を下図のように構成した際、表のような結果が出力された。構成された基本論理回路として、最も適切なものはどれか。
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│入力A│入力B│出力Y│
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│ L │ L │ L │
├───┼───┼───┤
│ L │ H │ H │
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│ H │ L │ H │
├───┼───┼───┤
│ H │ H │ L │
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@ EX-OR A EX-NOR B NAND
C NOR D RS-FF
@
@ 正しい。EX-ORは、排他的論理和である。XORやEORとも略される。
A EX-NORは、排他的否定論理和である。入力と出力結果は以下のとおりとなる。
┌───┬───┬───┐
│入力A│入力B│出力Y│
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│ L │ L │ H │
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│ L │ H │ L │
├───┼───┼───┤
│ H │ L │ L │
├───┼───┼───┤
│ H │ H │ H │
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B NANDは、否定論理積である。入力と出力結果は以下のとおりとなる。
┌───┬───┬───┐
│入力A│入力B│出力Y│
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│ L │ L │ H │
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│ L │ H │ H │
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│ H │ L │ H │
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│ H │ H │ L │
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C NORは、否定論理和である。入力と出力結果は以下のとおりとなる。
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│入力A│入力B│出力Y│
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│ L │ L │ H │
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│ L │ H │ L │
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│ H │ L │ L │
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│ H │ H │ L │
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D RS-FFは、RSフリップフロップのことである。なお、「RS」は、リセット (Reset) とセット (Set) に由来している。
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