次に挙げる図のうち、 UML2で定義されていないものはどれか。
@ アクティビティ図 (Activity diagram)
A コミュニケーション図 (Communication diagram)
B 配置図 (Deployment diagram)
C ユースケース図 (Use case diagram)
D 実体関連図 (Entity relationship diagram)
D
UML (Unified Modeling Language) は、オブジェクト指向設計を支援する様々な手法を統一して標準化したものであり、クラス図などのモデル図によってシステムの分析や設計を行うための技法である。
UML2.0には、クラス図、オブジェクト図、ユースケース図、シーケンス図、コミュニケーション図、ステートチャート図、アクティビティ図、コンポーネント図、配置図、パッケージ図、コンポジット構造図、相互作用概念図、タイミング図がある。
@ アクティビティ図は、業務要件定義において、業務フローを記述する際に、処理の分岐や並行処理、処理の同期などの動作の流れを表現する。
A コミュニケーション図は、オブジェクト間の静的な関係を記述するモデルである。
B 配置図は、システムを構成するハードウェアとソフトウェア両方の各コンポーネントの関係と配置を表すモデルである。
C ユースケース図は、ユーザなどシステムの外部から見た振る舞いを表現する図である。
システム境界や使用する機能などを定義する。
D 正しい。E-R図 (Entity Relationship Diagram) は、概念データモデルを、エンティティとリレーションシップで表現することによって、データ構造やデータ項目間の関係を明らかにするための技法である。
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