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技術士試験(情報工学部門)・情報技術者試験。ファーストマクロ。


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令和元年度 技術士第一次試験問題【専門科目】

V−6

LDAP (Lightweight Directory Access Protocol) に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

@ LDAPサーバで扱うデータはリレーショナルデータベースに格納される。

A LDAPではエントリをツリー構造に配置し階層的に管理する。このエントリの階層関係をOUという。

B LDAPのエントリ記述方法は、DNSのドメイン名のように、中間地点の属性値を階層の下から上に向けて列挙する。

C 可用性の確保や負荷分散のために、LDAPサーバが他のLDAPサーバに保有するデータの内容を複製する機能をリファラルという。

D クライアントがLDAPサーバから情報の提供を受けるためには必ず認証を必要とする。


正解

D


解説

LDAP (Lightweight Directory Access Protocol) は、TCP/IPネットワーク上でディレクトリサービス (ユーザID、パソコン、プリンタなどの資源) へアクセスするためのプロトコルである。

@ LDAPサーバで扱うデータは木構造で構成されており、DIB (Directory Information Base = ディレクトリー情報ベース) に格納される。

A エントリの階層関係は、DIT (Directory Information Tree = ディレクトリー情報ツリー) という。
OU (Organizational Unit = 組織単位) は、CN (Common Name = 一般名) を格納するディレクトリオブジェクトである。

B 中間地点の属性値を属性名とともに階層の下から上に向けて列挙する。

C レプリケーションに関する記述である。
リファラル (リフェラル) は、クライアントからの要求を受けたサーバにエントリー情報がない場合に、他のサーバにその要求を通知する機能である。

D 正しい。匿名による認証も可能である。

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