M/M/1の待ち行列モデルにおける、平均待ち時間 (Tw) と窓口利用率 (ρ) の関係で、ρが0.25から0.50になったとき、Twは何倍になるか。
@ 0.125 A 0.5 B 2 C 3 D 4
C
M/M/1モデルの場合、
平均到着率:λ(ラムダ) ・・・単位時間当たりに何人来るか
平均サービス率:μ(ミュー) ・・・単位時間当たりに何人処理できるか
とすると、以下が成り立つ。
平均利用率:ρ(ロー) = λ/μ
平均到着間隔:a = 1/λ
平均サービス時間:Ts = 1/μ
待ち系の平均の長さ:L ・・・サービスを受けている人も含め系内に何人いるか。(今到着したばかりの人の前にいる人数)
L = ρ/(1−ρ)
平均待ち時間:Tw ・・・待ち行列に並んで、順番が来るまでの時間
Tw = L×Ts = ρ/(1−ρ)×Ts = ρ/(1−ρ)×(1/μ)
ρが0.25の時の平均待ち時間は
0.25/(1−0.25)×Ts
ρが0.5の時の平均待ち時間は
0.5/(1−0.5)×Ts
よって、ρが0.25から0.50になったとき、Twは
(0.5/(1−0.5)×Ts) ÷ (0.25/(1−0.25)×Ts)
= 0.5/0.5×Ts ÷ 0.25/0.75×Ts
= 1 ÷ (1/3)
= 3
よって3倍である。
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