IT投資効果の評価に用いられる手法のうち、ROI の説明として最も適切なものはどれか。
① 一定期間のキャッシュフローの時間価値を、時間的変化にコスト・リスクを設定して現在価値に換算した上で、比較して評価する。
② 業務効率の向上など金額換算が難しい効果測定に対して、短い期間で繰り返しモニタリングし、定量的に評価する。
③ 「支払い金利前・税引き前・総利益」を「総資産から短期負債を引いた額」で割った値で、収益性を評価する。
④ 組織が少なくとも一定以上の利益を達成することを確信し、良い投資であるかを評価する。
⑤ 投資額を分母に、投資による収益を分子とした比率を算出し、投資に値するかどうかを評価する。
⑤
① NPV (Net Present Value = 正味現在価値) の説明と考えられる。NPVは、投資から生み出されるキャッシュフローの現在価値から、投資額の現在価値を差し引いて表す指標である。
② 継続的モニタリングの説明である。
③ 使用総資本利益率の説明である。
④ 損益分岐点売上高などを使用した評価方法と考えられる。
⑤ 正しい。ROI (Return on Investment) は、投資利益率である。
| Ⅲ－２７ | 目次 | Ⅲ－２９ |