NAT (IP Network Address Translator) に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
@ NAPT (Network Address Port Translator) と呼ばれるNATは、行きと戻りのIPパケットの送信元ポート番号も置き換える。
A 企業がグローバルアドレス節約のためにNAPTを導入する場合、NAPTは1つのプライベートアドレスを複数のグローバルアドレスに紐付ける。
B IPv6のユニークローカルアドレスは、グローバルインターネット内でルーティング可能なので、NATを必要としない。
C コネクションレス型の通信の場合でも、一般的に、NATは内部にマッピングテーブルを持つ。
D STUN (Session Traversal Utilities for NAT) は, NATセキュリティ強度を高めるための通信プロトコルである。
C
NAT (Network Address Translation = ネットワークアドレス変換) は、IPアドレスを変換することで、主にプライベートIPアドレスをグローバルIPアドレスに変換する。
@ 行きのIPパケットの送信元パケットは置き換えるが、戻りのIPパケットの送信元パケットは置き換えない。
A NAPT (Network Address Port Translation) は、1つのグローバルIPアドレスを複数のプライベートIPアドレスで共有するための技術である。
B IPv6ではIPアドレスの不足の心配がほとんどないため、NATは原則として必要としない。
C 正しい。
D STUNは、インターネット側から見たローカル端末のIPアドレスや送信元ポート番号を割り出し、UDPパケットのNAT超えを行うためのプロトコルである。
T−15 | 目次 | T−17 |