要求の妥当性確認の1方法であるプロトタイピングの種類に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
@ 進化型プロトタイピングでは、要求定義の完了後も実開発での実装として使い続けるものを作成する。
A 垂直プロトタイピングでは、システムのアーキテクチャに関する実現可能性を検証するため、各レイヤが想定どおりの速度で動くかどうか確認する。
B 電子的プロトタイピングでは、市販ツールやスクリプト言語を活用して画面を生成する。変更や修正も比較的容易である。
C ペーパプロトタイピングでは、画面構成とその遷移を紙やプレゼンテーションツールで表現する。
D モックアップでは、画面及び画面遷移だけでなく機能を実装してシステムのロジックに関する振舞いを確認する。
D
妥当性確認は、要求者 (顧客) のニーズに合致しているかを確認することである。
@ 進化型プロトタイピングに対して、使い捨て型プロトタイプがある。
A 垂直プロトタイピングでは、全機能は開発せず、一部の機能の性能や、画面のレイアウト、カラーなどまでも詳細に開発する。
水平型プロトタイピングでは、全機能の画面仕様などのインターフェースを開発するが、実際には模擬的にしか動かさない。
B 電子的プロトタイピングに対してペーパープロトタイプがある。
C 適切である。
D 不適切である。モックアップは、模型の意味がある。ITでは、試作や検討レベルでの模型を意味し、機能を実装してシステムのロジックに関する振舞いを確認することまではしない。
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