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技術士試験(情報工学部門)・情報技術者試験。ファーストマクロ。


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平成29年度 技術士第一次試験問題【専門科目】

V−8

デジタル署名を行う場合、署名対象データをハッシュ関数によってメッセージダイジェストにし、そのメッセージダイジェストに対して署名処理が行われる。この際にハッシュ関数を用いる目的として、最も適切なものはどれか。 

@ 同じ署名対象データでも異なる署名値にするため。

A 署名処理を高速化するため。

B 署名対象データの機密性を保つため。

C デジタル署名の偽造を防ぐため。

D 特定の人にのみ署名検証をさせるため。


正解

A


解説

@ ハッシュ関数を使うと、同じ署名対象データでは、同じ署名値になる。

A 正しい。ハッシュ関数を用いると負荷を抑えることができる。

B 機密性を保つには暗号化処理などを用いる。

C Aと比較して、最も適切とは言えない。なりすましなどにより、デジタル署名の偽造を完全に防ぐことができない。

D 署名の検証は、メッセージの受信者が、メッセージを送った送信者の公開鍵で行う。

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