デジタル署名を行う場合、署名対象データをハッシュ関数によってメッセージダイジェストにし、そのメッセージダイジェストに対して署名処理が行われる。この際にハッシュ関数を用いる目的として、最も適切なものはどれか。
@ 同じ署名対象データでも異なる署名値にするため。
A 署名処理を高速化するため。
B 署名対象データの機密性を保つため。
C デジタル署名の偽造を防ぐため。
D 特定の人にのみ署名検証をさせるため。
A
@ ハッシュ関数を使うと、同じ署名対象データでは、同じ署名値になる。
A 正しい。ハッシュ関数を用いると負荷を抑えることができる。
B 機密性を保つには暗号化処理などを用いる。
C Aと比較して、最も適切とは言えない。なりすましなどにより、デジタル署名の偽造を完全に防ぐことができない。
D 署名の検証は、メッセージの受信者が、メッセージを送った送信者の公開鍵で行う。
V−7 | 目次 | V−9 |