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技術士試験(情報工学部門)・情報技術者試験。ファーストマクロ。


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平成28年度 技術士第一次試験問題【専門科目】

V−26

EVM (Earned Value Management) で進捗管理を行ったプロジェクトがある。当初は計画を上回るペースで開発が進んだが、途中問題が発生したため遅延状態となった。そこでリカバリーを目的として計画より増員したため、費用が超過した。このプロジェクトを説明するEVM実績推移グラフとして、次のうち最も適切なものはどれか。

 

 CPI:Cost Performance Index
 SPI:Schedule Performance Index
 AC :Actual Cost
 EV :Earned Value
 PV :Planned Value
 BAC:Budget At Completion
 EAC:Estimate At Completion


類題

H20 W-25


正解

B


解説

EVMは、プロジェクトの費用とスケジュールの観点から当初計画と実績を比較して進捗管理する管理手法である。

CPIはコスト効率指数。CPI = EV/ACで求める。1より値が小さいと、費用が嵩んでいる。
SPIはスケジュール効率指数。SPI = EV/PVで求める。1より値が小さいと、予定よりも作業が遅れている。

ACは実際のコスト。
EVは実績価値。
PVは予算コスト。

BACは当初予算。
EACは完了時のコスト予測。

@ コストのみを説明しているグラフである。

A スケジュールのみを説明しているグラフである。

B 正しい。当初はACがPVを下回っているため、計画を上回るペースであったが途中からACがPVを上回っているため、費用が超過していることを示している。

C 当初はEVがPVを下回っているため、計画よりも遅れていたが、途中からEVがPVを上回っているため、計画を上回るペースで進んでいることを示している。

D 完了時のコストの予測の推移を説明しているグラフである。

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