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技術士試験(情報工学部門)・情報技術者試験。ファーストマクロ。


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平成28年度 技術士第一次試験問題【専門科目】

V−8

次の記述の、     に入る用語の組合せとして、最も適切なものはどれか。

  ア  によるCPU資源の浪費を避けるため、通常のCPUでは、 イ  を用いて入出力デバイスの操作の完了を知る仕組みになっている。入出力デバイスの操作が完了すると、例えば  ウ  を参照し  エ  にジャンプする。

                         

@ スピンロック  割込み     割込みハンドラ 割込みべクタ

A スピンロック  ビジーウェイト ロックベクタ  ロックハンドラ

B スピンロック  ビジーウェイト ロックハンドラ ロックベクタ

C ビジーウェイト 割込み     割込みハンドラ 割込みべクタ

D ビジーウェイト 割込み     割込みべクタ  割込みハンドラ


類題

H21 W-10

R05 V-2


正解

D


解説

スピンロックは、スレッドがロックを得られるまでループして、定期的にロックをチェックしながら待ち続けることであり、ビジーウェイトの一種である。

ビジーウェイトは、CPUを占有する処理の完了を待つことである。ビジーウェイトによってCPU資源が使われないのは浪費となる。

割込みハンドラは、割込みを起こした装置の動作を制御するプログラムのことである。
割込みベクタは、割込みを要因を示す識別番号のことである。

入出力デバイスの操作完了まで待つのは、CPU資源の浪費となるため、通常のCPUは他の処理を行う。
入出力デバイスの操作完了通知は割込みを用いて行われ、入出力デバイスの操作が完了すると、例えばCPUは割込みベクタを参照し、割込みハンドラに制御を渡す。

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