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技術士試験(情報工学部門)・情報技術者試験。ファーストマクロ。


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平成27年度 技術士第一次試験問題【専門科目】

V−5

大きなソフトウェアをいくつかのモジュールに分割して実装したい。次のモジュール分割の方針のうち、最も適切なものはどれか。

@ 機能的な関連は弱いが、実行する時点が近い機能群を1つのモジュールにまとめる。

A 個々のモジュールの凝集度 (cohesion) をできるだけ低くする。

B 参照するモジュール内部にあるデータを外部から直接読み書きできるようにする。

C モジュール間で共通にアクセスするデータを一定の形式に編集して公開する。

D モジュール間の結合度 (coupling) をできるだけ低くする。


類題

H24 W-27

R01 V-15


正解

D


解説

モジュール強度 (凝縮度) と結合度についての問題である。

モジュール強度強い方が良いプログラムであり、モジュール結合度弱い方が良いプログラムとされている。
モジュール強度は、強い順に以下となる。
 機能的強度 > 情報的強度 > 連絡的強度 > 手段的強度 > 時間的強度 > 論理的強度 > 暗号的強度

モジュール結合は弱い順に以下となる。
 データ結合 < スタンプ結合 < 制御結合 < 外部結合 < 共通結合 < 内容結合

@ 機能的強度よりも時間強度を重視しているため、誤りである。

A 強度 (凝集度) は強い方がよく誤りである。

B 内部結合に関する記述であり、結合度が最も強いため誤りである。

C 共有結合に関する記載であり、モジュール結合度が強くなってしまう。

D 正しい。結合度は低い (弱い) 方が良い。

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