ホワイトボックステストの1つであるデータフローテストに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
@ データフロー図をもとに、データフロー関係を網羅するようにテストケースを定める。
A プログラムの入力を、同じような結果を出力するものにクラス分けしテストケースを定める。
B ユーザが行う操作をユースケースから収集し組み合わせることでテストケースを定める。
C プログラム中の変数が定義される場所、及び使用される場所に基づいてテストケースを定める。
D メッセージキューや共有データ領域を介して通信するタスクの組合せからテストケースを定める。
C
ホワイトボックステストは、システムの内部構造の観点から、ロジックや制御の流れが正しいかを検証する。
代表的な技法に「データフローテスト」や「制御フローテスト」があり、他にも「データ構造テスト」「クラス構造テスト」などがある。
さらに制御フローテストには網羅基準として「命令網羅」「分岐網羅」「条件網羅」などがある。
ブラックボックステストは、システムの内部構造ではなく、機能仕様に着目し、様々な入力に対して、仕様どおりの出力が得られるかを検証する。
代表的な技法に「境界値テスト」「デンジョンテーブルテスト」があり、他にも「ユースケーステスト」「状態変遷テスト」「データバリエーションテスト」などがある。
さらに、境界値テストには「限界値分析」「同値分割」などがある。
@ データバリエーションテストに近い記述である。
A ブラックボックステストの同値分割の記述である。
B ブラックボックステストのユースケーステストの記述である。
C 正しい。
D 結合テストに関する記述である。
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