コンピュータの仮想化に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
@ 12コアで24Gバイトのメインメモリのコンピュータを用いて、2コアと2Gバイトのメインメモリを有する仮想システムは6台までしか動作させることはできない。
A 仮想化用ソフトウェアによるコンピュータの仮想化では、CPUの命令をすべてエミュレーション又はシミュレーションにより処理している。
B サーバを仮想システム上で稼働させる場合、その仮想システムのバックアップイメージはディザスタリカバリに活用することができる。
C ホストOS方式における仮想化システムのオペレーティングシステムは、ホストOSと同じでなければならない。
D ライブマイグレーションとは稼働中の仮想システムを停止させることなく、仮想システムにハードウェアを増設することである。
B
@ 12コア ÷ 2コアで6台までという発想の問題と考えられるが、特に制限はない。ただし、オーバーヘッドなどが発生するため、仮想システムの台数が多いほど性能は下がる。
A CPUの命令をすべてエミュレーション又はシミュレーションにより処理しているわけではない。
B 正しい。ディザスタリカバリは、災害時のシステム障害から、素早く回復したり、被害を最小限に抑えるための体制のことである。
C ホストOSと同じである必要はない。
D ライブマイグレーションは、仮想サーバで稼働しているOSやソフトウェアを停止することなく、他の物理サーバへ移し替える技術である。
V−29 | 目次 | V−31 |