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技術士試験(情報工学部門)・情報技術者試験。ファーストマクロ。


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平成26年度 技術士第一次試験問題【専門科目】

V−30

コンピュータの仮想化に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

@ 12コアで24Gバイトのメインメモリのコンピュータを用いて、2コアと2Gバイトのメインメモリを有する仮想システムは6台までしか動作させることはできない。

A 仮想化用ソフトウェアによるコンピュータの仮想化では、CPUの命令をすべてエミュレーション又はシミュレーションにより処理している。

B サーバを仮想システム上で稼働させる場合、その仮想システムのバックアップイメージはディザスタリカバリに活用することができる。

C ホストOS方式における仮想化システムのオペレーティングシステムは、ホストOSと同じでなければならない。

D ライブマイグレーションとは稼働中の仮想システムを停止させることなく、仮想システムにハードウェアを増設することである。


正解

B


解説

@ 12コア ÷ 2コアで6台までという発想の問題と考えられるが、特に制限はない。ただし、オーバーヘッドなどが発生するため、仮想システムの台数が多いほど性能は下がる。

A CPUの命令をすべてエミュレーション又はシミュレーションにより処理しているわけではない。

B 正しい。ディザスタリカバリは、災害時のシステム障害から、素早く回復したり、被害を最小限に抑えるための体制のことである。

C ホストOSと同じである必要はない。

D ライブマイグレーションは、仮想サーバで稼働しているOSやソフトウェアを停止することなく、他の物理サーバへ移し替える技術である。

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