本文へスキップ

技術士試験(情報工学部門)・情報技術者試験。ファーストマクロ。


Since 2016.4.19

平成25年度 技術士第一次試験問題【専門科目】

V−10

OS (オペレーティングシステム) の仮想化に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

@ 12コアで16Gバイトのメインメモリのコンピュータを用いて、負荷の重くない、2コアのCPUと2Gバイトのメインメモリを有する仮想システム8つを動作させることができる。

A OSの仮想化を実現する方式は、命令すべてをエミュレーション又はシミュレーションで処理することである。

B OSの仮想化をハイパバイザ型で実現する場合は、1つのホストOSと任意個のゲストOSで構成される。

C アーキテクチャが異なるコンピュータ用のOSを仮想化技術で実行することはできない。

D ハイパースレッディングは仮想化を効率よく実行するための仕組みである。


正解

@


解説

@ 正しい。2コアのCPUを有する仮想システム8つを動作させるには、16コア必要という発想の問題と考えられるが、特に制限はない。

A 命令をすべてエミュレーション又はシミュレーションにより処理しているわけではない。

B ハイパバイザは、コンピュータを仮想化し、それらを制御するためのソフトウェアのことである。
なお、1つのホストOSと任意個のゲストOSで構成するハイパザイザを特に、ホスト型ハイパバイザという。

C アーキテクチャが異なるコンピュータ用のOSを仮想化技術で実行することができる。

D ハイパースレッディングは、複数のスレッドを1つのプロセッサで実行することであり、プロセッサの効率を高めるための技術である。

V−9 目次 V−11