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技術士試験(情報工学部門)・情報技術者試験。ファーストマクロ。


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平成23年度 技術士第一次試験問題【専門科目】

W−32

ある開発プロジェクトにおいて、総合テスト工程のある時点Aでのバグ管理図が下図の状態になった。この状態の説明として最も適切なものはどれか。

 

@ テストが十分行えており、少しのテストで沢山のバグを発見している。

A テストの消化は予定より遅れているが、バグは予定どおり検出できているので、このままテストを進めていけばよい。

B バグの検出数が予定より少ないため、成果物の品質が高く早めにテストを切り上げられる。

C テストの消化は予定以上に進んでいるが、バグの検出が少ないため、テストを増やす必要がある。

D テストの消化が停滞し、バグの検出も不足しているため、テストの見直し等の対策が必要である。


正解

D


解説

テスト消化残実績件数がテスト消化残予定を上回るということはテストの消化が遅いということであり、一方、検出される累積バグの実績が予測件数よりも下回るということは、テストの進捗が悪いか、ソフトウェアの品質が良いかのいずれかである。

@ バグ件数累積が予測を下回っているため、沢山のバグを発見しているとは言えない。

A バグ件数累積が予測を下回っているため、予定どおり検出できているとは言えない。

B テストの消化残が多く、早めにテストを切り上げられるとは言えない。

C テストの消化は予定以上に進んでいない

D 正しい。

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