アジャイル型のソフトウェア開発法として代表的なエクストリームプログラミングに関し、提唱者であるケント・ベック氏の主張として最も適切な説明は次のうちどれか。
① プログラマがユーザと直接コミュニケーションをとることは好ましくない。
② シンプルな設計ではその後の変更にかかるコストが高くなるので、後々の機能追加まで想定した複雑な設計をするのが良い。
③ ソフトウェアに対するユーザからのフィードバックは、成果物がすべて完成した後にまとめて受け取るのが効率的だ。
④ あるバグがプログラムの構造的な欠陥によるものだと分かったら、勇気をもって今まで開発したコードを捨ててしまうべきだ。
⑤ プロジェクトメンバ間の尊敬の念は、無用な上下関係を生み出すので生産性を下げることになる。
④
エクストリームプログラミングは、ユーザー要求や仕様変更のリスク軽減のために、ユーザーや開発者間のコミュニケーションを重視し、コーディングとテストに重点を置き、常にフィードバックを行って再設計やプログラム修正をしていくソフトウェア開発手法である。
① プログラマ、ユーザ、設計者、マネージャなどが互いにコミュニケーションをとりながら進めるべきである。
② シンプルな設計を心がけ、要求された機能を満たす部分を実現していくことが望まれる。
③ 常にフィードバックを行って修正・再設計していく手法である。
④ 正しい。
⑤ 論外。こういう考え方では人間性を下げることになる。
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