RGB-YIQ変換を用いて、RGBカラー画像をグレースケール画像に変換することを考える。ここでは、RGBカラー画像の画素値を表す [r, g, b] ベクトル (0≦r, g, b≦1) が、以下の式でグレースケール画像の画素値 y に変換されるものとする。
y = 0.3r + 0.6g + 0.1b
このとき、変換後のグレースケール画像上で、原画像に含まれるカラー値 [0, 1, 1] と最も見分けがつかなくなるカラー値を、次の中から選べ。
@ [1, 0, 0.3]
A [1, 1, 0.5]
B [0.5, 1, 1]
C [0.3, 1, 0.1]
D [0.3, 0, 1]
C
カラー値 [0, 1, 1] のグレースケール画像の画素値は
y = 0.3×0 + 0.6×1 + 0.1×1 = 0.7
@ y = 0.3×1 + 0.6×0 + 0.1×0.3 = 0.33
A y = 0.3×1 + 0.6×1 + 0.1×0.5 = 0.95
B y = 0.3×0.5 + 0.6×1 + 0.1×1 = 0.85
C y = 0.3×0.3 + 0.6×1 + 0.1×0.1 = 0.7
D y = 0.3×0.3 + 0.6×0 + 0.1×1 = 0.19
従ってCが正解。
W−22 | 目次 | W−24 |