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技術士試験(情報工学部門)・情報技術者試験。ファーストマクロ。


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平成20年度 技術士第一次試験問題【専門科目】

W−35

ソフトウェアの知的財産権に関する次の記述のうち、最も適切なものを選べ。

@ 特許で保護されている技術を含むソフトウェアをリバースエンジニアリングする行為は、常に特許法に違反する。

A GPL (GNU General Public Licence) は、著作権を放棄することでソフトウェアの流通を促進している。

B ソフトウェアの開発を委託する場合、委託者が開発を継続するためには、開発者の同一性保持権 (著作者人格権の1つ) を契約によって譲渡する必要がある。

C ソースコード (プログラムリスト) は、特許による保護の対象である。

D ビジネス上のアイデアをコンピュータやネットワークを利用して実現する方法は、特許による保護の対象となり得る。


正解

D


解説

@ リバースエンジニアリングは、モデリングツールを使用して、本稼働中のデータベースの定義情報からE-R図などで表現した設計書を生成する手法である。
オブジェクト・コードを逆アセンブルするような場合な特許法に違反するが、アイデアだけを参考にしてリバースエンジニアリングすることは、違法でない場合もある。従って、常に特許法に違反する訳ではない

A GNU はUNIXに似たフリーのOSである。
 GPL は、ライセンスの一つであるが著作権を放棄している訳ではない

B 同一性保持権は開発委託先にあり、これを放棄する場合は、契約書に明記する必要がある。

C ソースコードは著作権によって保護されない。なお、アルゴリズムは、特許による保護の対象である。

D 正しい。

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