ソフトウェア開発組織の管理状態 (A) 〜 (E) を、プロセス成熟度の低いものから順に最も正しく並べたものを、@〜Dの中から選べ。
(A) プロジェクト実績が定量的に把握されており、プロセスが組織的に管理されている。
(B) 個々のプロジェクトは、スケジュールと予算について基本的な管理ができている。
(C) プロセスが明文化されて、全プロジェクトがそれを遵守している。
(D) プロセスそれ自体を改善していくための仕組みが確立されている。
(E) ほとんどのプロセスは未定義だが、優秀なリーダーで十分に管理できている。
@ E → B → C → A → D
A E → B → A → C → D
B E → A → C → B → D
C E → A → B → C → D
D E → C → A → B → D
@
CMMI (Capability Maturity ModeL Integration:能力成熟度モデル統合) では、プロセスの成熟度レベルを「初期」・「管理された」・「定義された」・「定量的に管理された」・「最適化している」の5段階に分けている。
(1) 「初期レベル」では、プロセスは場当たり的で無秩序である。 (E)
(2) 「管理された (反復できる)」レベルでは、要件が管理され、開発計画がたてられ、その計画に従って開発が進められている。 (B)
(3) 「定義された」レベルでは、組織の標準プロセスが確立され、時間の経過とともに改善されている。 (C)
(4) 「定量的に管理された」レベルでは、プロセス変動の特殊原因が特定され、適切なところで、将来の発生を予防するために特殊原因の発生源が是正されている。 (A)
(5) 「最適化している」レベルでは、プロセス及び技術上の斬進的及び革新的な改善策によって、プロセス実績を継続的に改善することに焦点を合わせている。 (D)
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