下記のER図は、各エンティティ間のカーディナリティを、1又はnで表している。このとき、この図から読み取れない事実は、@〜Dのうちどれか。
┌─────┐n 1┌─────┐
│営業エリア├─────────────┤ 居住地域 │
└──┬──┘ └──┬──┘
n│ 1│
1│ n│
┌──┴──┐1 n┌─────┐n 1┌──┴──┐
│ 営業マン ├───┤ 注文 ├───┤ 顧客 │
└─────┘ └──┬──┘ └─────┘
1│
n│
┌──┴──┐
│ 注文明細 │
└──┬──┘
n│
1│
┌──┴──┐
│ 商品 │
└─────┘
@ 営業マンは、複数の営業エリアを担当することがある。
A 注文を処理する営業マンは、顧客ごとに1人いる。
B 1つの注文には、複数の注文明細がありうる。
C 顧客の居住地域に対して、営業エリアは複数個のことがある。
D 1つの商品は、複数の注文明細に記入されることがある。
A
カーディナリティとは、直訳すると濃度である。ER図においては、一つの値に対するリレーション (つながり) の数のことである。
@ 営業マン 1 - n 営業エリアより、一人の営業マンが、複数の営業エリアを担当することが読み取れる。
A 正しい。営業マン 1 - n 注文 n - 1 顧客より、例えば顧客1人が3つ注文して、それぞれの注文を3人の営業マンで対応することがあるうる。
もし、営業マン 1 - n 顧客 であれば、注文を処理する営業マンは、顧客ごとに1人いることが読み取れる。
B 注文 1 - n 注文明細より、1つの注文には、複数の注文明細がありうることが読み取れる。
C 居住地域 1 - n 営業エリアより、顧客の居住地域に対して、営業エリアは複数個のことがあることが読み取れる。
D 商品 1 - n 注文明細より、1つの商品は、複数の注文明細に記入されることがあることが読み取れる。
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