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技術士試験(情報工学部門)・情報技術者試験。ファーストマクロ。


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平成19年度 技術士第一次試験問題【専門科目】

W−29

インターネットに関する次の記述のうち、最も適切なものを選べ。

@ インターネットまでの電気通信回線設備 (アクセス回線) を所有する事業者をISP (Internet Service Provider) という。

A IX (Internet eXchange) は、ISPの相互接続を目的としている。日本では多数の事業者がISP事業を行っているが、商用IXの事業者は1つに限られている。

B 異なるISPに加入している利用者がインターネットを介した通信を行う場合、その通信データは、必ず、1つまたは複数のIXを経由する。

C IXには、加入しているISPのルータが設置されている。各ルータは大規模なNAT (Network Address Translation) 装置を介して相互に接続されている。

D ISPの中には、自社が所有するバックボーンネットワークとの接続サービスを提供している事業者もある。このサービスを、一般にIPトランジットサービスと呼ぶ。


正解

D


解説

@ ISPは、インターネット接続サービスを提供する業者であり、電気通信回線設備を所有する事業者は回線事業者という。ただし、回線事業者がインターネット接続サービスを提供している場合もある。

A 商用IXの事業者は1つではない

B 必ずしもIXを経由するとは限らない。

C NAT (Network Address Translation = ネットワークアドレス変換) は、IPアドレスを変換することで、主にプライベートIPアドレスをグローバルIPアドレスに変換する。

D 正しい。

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