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技術士試験(情報工学部門)・情報技術者試験。ファーストマクロ。


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平成18年度 技術士第一次試験問題【専門科目】

W−23

「レイヤ2スイッチ」は「スイッチングハブ」とも呼ばれ、OSI参照モデルの第2層 (データリンク層) のデータを中継するネットワーク機器である。この機器に実装する機能またはプロトコルとして、最も適切なものを次の中から選べ。

@ IPアドレスの変換 (NAT)

A データの暗号化 (IPSec)

B 動的ルーティング制御 (OSPF)

C 認証サービス (ケルベロス認証システム)

D 物理的ループの解消 (スパニング・ツリー・プロトコル)


正解

D


解説

@ NAT (Network Address Translation = ネットワークアドレス変換) は、IPアドレスを変換することで、主にプライベートIPアドレスをグローバルIPアドレスに変換する。
第3層 (ネットワーク層) のプロトコルである。

A IPSec (Security Architecture for Internet Protocol) はTCP/IP環境において、IPパケットの暗号化や認証などを行うプロトコルであり、セキュリティ対策になる。
第3層 (ネットワーク層) のプロトコルである。

B OSPF (Open Shortest Path First) は、ネットワークをエリアという単位に分割し、エリア間をバックボーンで結ぶ形態を採り、回線速度などを考慮した最低コストルーティングプロトコルである。
第3層 (ネットワーク層) のプロトコルである。

C ケルベロス認証は、一度サーバから認証を受ければ複数のシステムを利用できる「シングルサインオン」を提供するネットワーク認証方式の1つである。
第5層 (セッション層) に位置する。

D 正しい。スパニングツリーは、LAN内でループとなって、永遠に流れ続けないようにするための手法の一つである。

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