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技術士試験(情報工学部門)・情報技術者試験。ファーストマクロ。


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EXCEL Tips

EXCEL Tips 052 エラーのセル以外を計算する

今回のTipsも配列数式関連です。

@ まずは、次のような表を作ってください。
 

A 次にセルC1に =B1/A1 と入力します。
B 以下
 C2: =B2/A2
 C3: =B3/A3
 C4: =B4/A4
 C5: =B5/A5
と入力します。
  →C3だけが #DIV/0! となります。

C セルC6に =AVERAGE(C1:C5) と入力します。
 ※ =AVERAGE() 関数は平均を求める関数です。
 →またもや #DIV/0! となります。
 

よくありがちです。

だったら、A列の合計と、B列の合計を求めて
 C6:
=B6/A6
 としよう。。。。
1.2875?? 増加率128.75%!!??
 ・・・そうか、3行目の数字は足したくないな。。。

 

これを配列数式で解消しましょう。


方法

@ C6のセルに
 =AVERAGE(IF(NOT(ISERR(C1:C5)),C1:C5))
と入力して 「Ctrl」+「Shift」+「Enter」キーを入力します。
※式が{ }で括られます。

これだけです。


ちなみにですが、B6のセルに
 =SUM(IF(A1:A5>0,B1:B5))
と入力して「Ctrl」+「Shift」+「Enter」キーを入力します。
すると、A列が0より大きい行について、B列の数字が合計され、平均も正しく求められます。

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