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技術士試験(情報工学部門)・情報技術者試験。ファーストマクロ。


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平成31年度 春期 基本情報技術者試験問題と解説

問51

プロジェクトマネジメントにおいて、目的1をもつプロセスと目的2をもつプロセスとが含まれる対象群はどれか。

〔目的〕

目的1: プロジェクトの目標、成果物、要求事項及び境界を明確にする。

目的2: プロジェクトの目標や成果物などの変更によって生じる、プロジェクトの機会となる影響を最大化し、脅威となる影響を最小化する。

ア コミュニケーション

イ スコープ

ウ 調達

エ リスク


正解


解説

JIS Q 21500: 2018 プロジェクトマネジメントにおいて、対象群は以下の10個がある。

統合ステークホルダー (利害関係者)スコープ資源時間 (タイム)コストリスク品質調達コミュニケーション

ア 4.2.3.11に次の記載がある。「コミュニケーションの対象群には、プロジェクトに関連する情報の計画、マネジメント及び配布に必要なプロセスを含む。

イ 正しい。
目的1は、スコープの定義である。
目的2は、スコープの管理の目的である。
従って、目的1をもつプロセスと目的2をもつプロセスとが含まれる対象群はスコープである。また、4.2.3.4に次の記載がある。「スコープの対象群には、作業及び成果物のうち必要とするものだけを特定し、定義するために必要なプロセスを含む。

ウ 4.2.3.10に次の記載がある。「調達の対象群には、製品、サービス又は結果を計画し、入手し、供給者との関係をマネジメントするために必要なプロセスを含む。

エ 4.2.3.8に次の記載がある。「リスクの対象群には、脅威及び機会を特定し、マネジメントするために必要なプロセスを含む。

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