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技術士試験(情報工学部門)・情報技術者試験。ファーストマクロ。


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平成30年度 春期 応用情報技術者試験問題と解説

問9

プロセッサの高速化技法の一つとして、同時に実行可能な複数の動作を、コンパイルの段階でまとめて一つの複合命令とし、 高速化を図る方式はどれか。

ア CISC

イ MIMD

ウ RISC

エ VLIW


正解


解説

ア CISC (Complex Instruction Set Computer) は、RISCマシンが考案されたときにその対語として呼ばれるようになったコンピュータのことである。

イ MIMD (Multiple Instruction/Multiple Data) は、複数の命令ストリームで複数のデータストリームを処理する方式のことである。
プロセッサごとに異なる命令を並列に実行させる。

ウ RISC (Reduce Instruction Set Computer = 縮小命令セットコンピュータ) は、個々の命令を単純化することによりパイプライン処理の効率を高め、処理性能の向上を図ったコンピュータのことである。

エ 正しい。 VLIW (Very Long Instruction Word) は、命令語を長く取り、一つの命令で複数の機能ユニットを同時に制御することによって高速化を図る方式のことである。命令間の依存関係がないように考慮され、命令が並び替えられている。

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