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技術士試験(情報工学部門)・情報技術者試験。ファーストマクロ。


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平成30年度 春期 基本情報技術者試験問題と解説

問75

ABC分析手法の説明はどれか。

ア 地域を格子状の複数の区画に分け、様々なデータ (人口、購買力など) に基づいて、より細かに地域分析をする。

イ 何回も同じパネリスト (回答者) に反復調査する。そのデータで地域の傾向や購入層の変化を把握する。

ウ 販売金額、粗利益金額などが高い商品から順番に並べ、その累計比率によって商品を幾つかの階層に分け、高い階層に属する商品の販売量の拡大を図る。

エ 複数の調査データを要因ごとに区分し、集計することによって、販売力の分析や同一商品の購入状況などの分析をする。


正解


解説

ア 地域をメインとしたセグメント分析や、地域メッシュ統計の説明と考えられる。

イ デルファイ法の適用例と考えられる。デルファイ法は、現在の動向から未来を予測したり、システム分析に使用したりする手法であり、専門的知識や経験を有する複数の人にアンケート調査を行い、その結果を互いに参照した上で調査を繰り返して、集団としての意見を収束させる予測技法である。

ウ 正しい。

エ クラスタ分析の適用例と考えられる。クラスタ分析は、様々な性質が混在している集合の中から、似たもの同士をグルーピングする分析手法である。

問74 目次 問76