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技術士試験(情報工学部門)・情報技術者試験。ファーストマクロ。


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平成29年度 春期 応用情報技術者試験問題と解説

問69

他の技法では答えが得られにくい、未来予測のような問題に多く用いられ、(1)〜(3)の手順に従って行われる予測技法はどれか。

(1) 複数の専門家を回答者として選定する。

(2) 質問に対する回答結果を集約してフィードバックし、再度質問を行う。

(3) 回答結果を統計的に処理し、分布とともに回答結果を示す。

ア クロスセクション法

イ シナリオライティング法

ウ 親和図法

エ デルファイ法


正解


解説

ア クロスセクション法は、過去のよく似た事例を分析することで、将来の予測を行う手法のことである。
時間とともに変化する現象を、ある時点で横断的に切ってデータを分析する。

イ シナリオライティング法は、現在の状況を元にして、将来発生し得る環境の変化等について、いくつかのシナリオをまとめる技法のこと。

ウ 親和図法は、言語データを親和性によって分類してグループにまとめ、体系的に整理していく方法である。KJ法 (川喜多二郎法) とも呼ばれる。

エ 正しい。デルファイ法は、現在の動向から未来を予測したり、システム分析に使用したりする手法であり、専門的知識や経験を有する複数の人にアンケート調査を行い、その結果を互いに参照した上で調査を繰り返して、集団としての意見を収束させる予測技法である。

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