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技術士試験(情報工学部門)・情報技術者試験。ファーストマクロ。


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平成28年度 春期 応用情報技術者試験問題と解説

問13

現状のHPC (High Performance Computing) マシンの構成を、次の条件で更新することにした。更新後の、ノード数と総理論ピーク演算性能はどれか。ここで、総理論ピーク演算性能は、コア数に比例するものとする。

〔現状の構成〕

(1) 一つのコアの理論ピーク演算性能は10G FLOPSである。

(2) 一つのノードのコア数は8個である。

(3) ノード数は1,000である。

〔更新条件〕

(1) 一つのコアの理論ピーク演算性能を現状の2倍にする。

(2) 一つのノードのコア数を現状の2倍にする。

(3) 総コア数を現状の4倍にする。

        ┌─────┬──────────┐
        │ ノード数 │総理論ピーク演算性能│
        │     │   (TFLOPS)   │
      ┌─┼─────┼──────────┤
      │ア│  2,000 │    320     │
      ├─┼─────┼──────────┤
      │イ│  2,000 │    640     │
      ├─┼─────┼──────────┤
      │ウ│  4,000 │    320     │
      ├─┼─────┼──────────┤
      │エ│  4,000 │    640     │
      └─┴─────┴──────────┘


正解


解説

文章は小難しいが、難しく考える必要は全くない。問題を整理すると、
〔現状の構成〕
 理論ピーク演算性能/コア 10G FLOPS
 ノード数 1,000
 総コア数 1,000×8 = 8,000個
 1つのノードのコア数 8,000÷1,000 = 8個

〔更新条件〕
 理論ピーク演算性能/コア 20G FLOPS ・・・(1)より
 総コア数 8,000×4 = 32,000個  ・・・(3)より
 1つのノードのコア数 8×2 = 16個 ・・・(2)より

これらを元にして考える。

ノード数: 32,000÷16 = 2,000
理論ピーク演算性能: 20G × 32,000 = 640,000G = 640T

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