本文へスキップ

技術士試験(情報工学部門)・情報技術者試験。ファーストマクロ。


Since 2016.4.19

平成28年度 秋期 応用情報技術者試験問題と解説

問62

ITベンダにおけるソリューションビジネスの推進で用いるバランススコアカードの、学習と成長のKPI の目標例はどれか。ここで、ソリューションとは“顧客の経営課題の達成に向けて、情報技術と専門家によるプロフェッショナルサービスを通して支援すること” とする。

ア サービスを提供した顧客に対して満足度調査を行い、満足度の平均を5段階評価で3.5以上とする。

イ 再利用環境の整備によってソリューション事例の登録などを増やし、顧客提案数を前年度の1.5倍とする。

ウ 情報戦略のコンサルティングサービスに重点を置くために、社内要員30名を ITのプロフェッショナルとして育成する。

エ 情報戦略立案やシステム企画立案に対するコンサルティングの受注金額を、全体の15%以上とする。


正解


解説

バランススコアカードは、組織全体の活動を、財務顧客業務プロセス学習と成長の4つの視点に分けて展開し、課題の把握や解決を図る方法である。
なお、KPI (Key Performance Indicators = 重要業績評価指標) は、企業や組織の目標達成のための重要指標のことである。

ア 経営課題の達成ではなく、顧客視点でのKPIの目標例である。

イ 業務プロセス視点でのKPI の目標例である。

ウ 正しい。

エ 財務視点でのKPI の目標例である。

問61 目次 問63