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技術士試験(情報工学部門)・情報技術者試験。ファーストマクロ。


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平成28年度 秋期 応用情報技術者試験問題と解説

問53

過去のプロジェクトの開発実績から構築した作業配分モデルがある。システム要件定義からシステム内部設計までをモデルどおりに進め、228日で完了し、プログラム開発を開始した。現在、200本のプログラムのうち100本のプログラム開発を完了し、残りの100本は未着手の状況である。プログラム開発以降もモデルどおりに進捗すると仮定するとき、プロジェクトの完了まで、あと何日掛かるか。ここで、各プログラムの開発に掛かる工数及び期間は、全てのプログラムで同一であるものとする。

〔作業配分モデル〕
    ┌────┬────┬────┬────┬────┬────┐
    │システム│システム│システム│プログラム │システム│システム│
    │要件定義│外部設計│内部設計│ 開発 │ 結合 │ テスト │
┌───┼────┼────┼────┼────┼────┼────┤
│工数比│0.17│0.21│0.16│0.16│0.11│0.19│
├───┼────┼────┼────┼────┼────┼────┤
│期間比│0.25│0.21│0.11│0.11│0.11│0.21│
└───┴────┴────┴────┴────┴────┴────┘

ア 140  イ 150  ウ 161  エ 172


正解


解説

システム要件定義からシステム内部設計までの期間比の合計は0.57
これが228日であるから、システム開発にかかる期間は、
228日 ÷ 0.57 = 400日である。

また、プログラム開発にかかる期間は、400日 × 0.16 = 64日
既に200本のうち、100本つまり50%が完了しているため、32日かかって完了し、あと32日でプログラム開発フェーズが終了する。

従って、400日 − (228日32日) = 150日で、完了まであと150日かかる。

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