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技術士試験(情報工学部門)・情報技術者試験。ファーストマクロ。


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平成25年度 春期 応用情報技術者試験問題と解説

問73

e-ビジネス分野で提唱されているロングテールの考え方を説明したものはどれか。

ア 売れ筋商品に絞り込んで販売するのではなく、多品種少量販売によって大きな売上や利益を得ることができる。

イ 業界標準を確立した製品・サービスは生産規模が2倍になると生産性が更に向上し、収益が2倍以上になる。

ウ 全体の2割の優良顧客が全体の売上の8割を占め、全商品の上位2割が8割の売上を占める。

エ 利用者が増えるほど、個々の利用者の便益が増加し、その結果、ますます利用者が増えることで寡占化が進む。


正解


解説

ア 正しい。ロングテールは、インターネットショッピングで売上の全体に対して、あまり売れない商品の売上合計の占める割合が無視できない割合になっていることを指す。
売れ筋順にグラフにした時、その形状が長い尻尾のように見えるため、このような名前がついたと考えられる。

イ 規模の経済の説明である。

ウ パレートの法則の説明である。パレートの法則は、80 : 20の法則2 : 8の法則などとも呼ばれる。

エ バンドワゴン効果の説明と、その結果についての記述と考えられる。
バンドワゴン効果は、ある製品やサービスの消費者が増えれば増えるほど、「乗り遅れたくない」という心理が働き、需要が増大する効果である。

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