本文へスキップ

技術士試験(情報工学部門)・情報技術者試験。ファーストマクロ。


Since 2016.4.19

平成24年度 秋期 応用情報技術者試験問題と解説

問77

販売価格が12万円の製品を製造するのに、表のような案Aと案Bがある。販売数量によって、どちらの案が有利かが決まる。案Aと案Bにおいて、有利さが逆転する月間販売数量は何個か。
    ┌───────┬─────┬─────────┐
    │月当りの固定費│変動費単価│単位当たり限界利益│
 ┌──┼───────┼─────┼─────────┤
 │案A│1、000万円│7万円/個│  5万円/個  │
 ├──┼───────┼─────┼─────────┤
 │案B│2、000万円│5万円/個│  7万円/個  │
 └──┴───────┴─────┴─────────┘

ア 500  イ 600  ウ 700  エ 800


正解


解説

販売数量を X 個とおくと、案Aの利益と案Bの利益それぞれ
案A: 12万円 × X − (7万円 × X + 1,000万円)
案B: 12万円 × X − (5万円 × X + 2,000万円)
である。

従って、利益が等しくなるのは、
7万円 × X + 1,000万円 = 5万円 × X + 2,000万円 の時であり、有利さが逆転する月間販売数量は、Xについて解けばよい。

7万円 × X + 1,000万円 = 5万円 × X + 2,000万円
2万円 × X = 1,000万円
X = 500個

このときの利益は
12万円 × 500個 − (7万円 × 500 + 1,000万円)
= 6,000万円 − (3,500万円 + 1,000万円) = 1,500万円
1個当たりの利益は、1,500万円 ÷ 500 = 3万円で、単位当たり限界利益の条件満たす。

問76 目次 問78