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技術士試験(情報工学部門)・情報技術者試験。ファーストマクロ。


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平成30年度 技術士第二次試験問題【必須科目】

T−12

統計で用いる測定データの尺度に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

@ 間隔尺度では、測定値の原点が定まっており、加減乗除が意味を持つ。

A 順序尺度では、測定値を数値化しても測定値間で演算を施すことはできない。

B 名義尺度及び順序尺度は量的データであり、連続変量となる。

C 名義尺度では、測定値の大小関係にしたがって数値を設定する。

D 比率尺度 (比例尺度) では、測定値の原点が任意であるため、加減算のみ意味を持つ。


正解

A


解説

@ 比率尺度に関する記述である。比率尺度には、年齢や長さ、時間など、多くの種類がある。

A 正しい。順序尺度は、大小関係があるが、差や比に意味を持たない尺度である。
 1:よい2、3、4、5:悪い などの段階評価や、震度などがその例である。

B 間隔尺度に関する記述である。間隔尺度は、測定値の原点は決まっておらず、加減算に意味がある尺度である。温度などがその例である。

C 名義尺度は、区別するための尺度であり、受験番号や、色の名前などがその例である。

D 比率尺度は、加減乗除が意味を持つ。50歳の人は10歳の人の5倍生きているなどということができる。

T−11 目次 T−13