順序回路及び組合せ回路の設計に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
① アルゴリズミック・ステート・マシンは、条件ボックス、状態ボックス、決定ボックスを用いて組合せ回路を記述する。
② カルノー図は順序回路を最小化するために用いられる。
③ 状態遷移図の状態割り当ての違いによって回路規模は変わらない。
④ ミーリ・マシンは順序回路であり、入力信号と状態レジスタが出力を決める。
⑤ ムーア・マシンはパイプライン制御を行う順序回路である。
④
組合せ回路は、現在の入力信号により、出力が一つに決まる回路である。過去の入力状態がどうであっても、現在の出力に影響を与えない回路である。
一方、順序回路は、過去の入力値と現在の入力値により出力が決まる回路である。
① アルゴリズミック・ステート・マシンは、条件ボックス、状態ボックス、決定ボックスを用いて順序回路を記述する。
② カルノー図は、論理式を簡単に表で表すために用いられる。また、順序回路ではなく、組合せ回路で用いられる。
③ 状態遷移図の状態割り当てが多くなれば、回路規模も大きくなる。
④ 正しい。アルゴリズミック・ステート・マシンは、ミーリ・マシンとムーア・マシンの2種類がある。
⑤ ムーア・マシンは、状態レジスタのみで出力を決める順序回路である。
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