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技術士試験(情報工学部門)・情報技術者試験。ファーストマクロ。


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平成30年度 技術士第一次試験問題【専門科目】

V−1

符号長7ビット、情報ビット数4ビットのハミング符号による誤り訂正の方法を、次のとおりとする。
受信した7ビットの符号語x1234567 (xk = 0又は1) に対して
 e0 = x1+   x3+   x5+  x7
 e1 =    x2+x3+     x6+x7
 e2 =         x4+x5+x6+x7
をmod2により計算する。
0、e1、e2の中に少なくとも1つは0でないものがある場合には、
 i = e0 + e1×2 + e2×4
を求めて、左からiビット目を反転することによって誤りを訂正する。
受信した符号語が1000101であった場合、誤り訂正後の符号語はどれか。

@ 1000001

A 1000101

B 1001101

C 1010101

D 1100101


正解

C


解説

符号語が1000101に対して、
e0 = 1+  0+  1+  1 = 1
e1 =   0+0+    0+1 = 1
e2 =       0+1+0+1 = 0
となり、これらを式に代入すると、
i = 11×2 + 0×4 = 3となる。

よって左から3ビット目を反転することによって誤りを訂正し、誤り訂正後の符号語は、1010101 となる。

目次 V−2