本文へスキップ

技術士試験(情報工学部門)・情報技術者試験。ファーストマクロ。


Since 2016.4.19

平成29年度 技術士第二次試験問題【必須科目】

T−9

ファンクションポイントの計測法 (JIS X 0142:2010) に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

@ ファンクションを識別する際の内部論理ファイル (Internal Logical File、ILF) には、アプリケーション内で保守されるアプリケーションのセキュリティ又はパスワードデータ、パラメータデータ、整列用ファイルなどが含まれるべきである。

A データファンクションを識別する際の外部インタフェースファイル (External Interface File、EIF) には、他のアプリケーションから抽出されたり、読み取られたりするアプリケーションデータ、そのアプリケーションの外で保守されるへルプデータ・エラーファイル及びその記述などが含まれるべきである。

B データファンクションの複雑度は、内部論理ファイル (ILF) と外部インタフェースファイル (EIF) におけるデータ項目数とレコード種類数のマトリックスによって低、中、高が割り当てられる。

C トランザクションファンクションを識別する際の外部入力 (External Input、EI) の処理ロジックには、数式処理又は計算、データ又は制御情報の検索、ILFの保守などが含まれるべきである。

D トランザクションファンクションを識別する際の外部照会 (External Inquiry、EQ) の処理ロジックは、アプリケーションの振舞いを変更しない、数式処理あるいは計算を含まない、導出データを生成しない。


正解

@


解説

データファンクションは内部論理ファイルと外部インターフェースファイルがある。
トランザクションファンクションは、外部入力、外部出力、外部照会がある。

@ 不適切である。内部論理ファイルは、IS X 0142:2010 の 2.53 に記載がある。
パラメータデータは引数のことであり、外部入力に含まれる

A 外部インタフェースファイルは、2.15 に記載がある。

B データ項目数はDET (Data Element Type)、レコード種類数はRET (Record Element Type) の日本語訳である。

C JIS X 0142:2010 の 2.19 に記載があるが、数式処理又は計算までには言及していない。

D JIS X 0142:2010 の 2.18 に記載がある。

T−8 目次 T−10