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技術士試験(情報工学部門)・情報技術者試験。ファーストマクロ。


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平成28年度 技術士第二次試験問題【必須科目】

T−10

ソフトウェア品質管理に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

@ 品質コストには、要求への不適合の予防、適合の評価、不適合の場合の手直しのコストが含まれる。

A 特性要因図は、問題の原因の掘り下げに使われるダイアグラムである。

B パレート図は、問題の影響の大半を引き起こす少数の根源を特定するために利用される。

C ベンチマーキングにおいてベンチマークするプロジェクトは母体組織の外から選ばなければならない。

D 費用便益分析を使用して品質活動にかけるコストとそれにより期待される便益を比較することもある。


正解

C


解説

@ 正しい記述である。

A 特性要因図は、特性と要因の関係を系統的に線で結んで、問題の原因追及などに使われるダイアグラムである。魚の骨図 (フィッシュボーン・チャート) とも呼ばれる。

B パレート図は、値を降順にソートした棒グラフと、値の累積比率を折れ線グラフで表したグラフ図である。

C 不適切である。ベンチマーキングは、高い成果を残している他社の手法を学び、自社 (自己) と比較分析することで効率を高めていくことである。必ずしも母体組織外から選ぶ必要はない

D 費用便益分析は、活動にかかる費用と活動によって得られる便益を比較し評価することである。

T−9 目次 T−11