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技術士試験(情報工学部門)・情報技術者試験。ファーストマクロ。


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平成27年度 技術士第二次試験問題【必須科目】

T−5

次のうち、DCモータの回転速度を制御するために用いられるPWM (Pulse Width Modulation) 方式の記述として最も不適切なものはどれか。

@ マイコンのソフトウェアにおいて、パルス幅の制御にカウンタやタイマICを用いる場合がある。

A D/A変換が不要なため、マイコン周辺の制御回路を簡便にできる。

B 回転速度はパルス電圧のオンとオフの比率 (デューティ比) によって決まる。

C LEDの点灯回路などに対して適用できる。

D パルス電圧のオンとオフの波形の幅を、同一にするのが望ましい。


正解

D


解説

@ 正しい記述である。

A D/A変換は、デジタル/アナログ変換のことである。

B デューティ比は、オンとオフの比率であるが、オンの時間を、オフの時間をとすると、デューティ比 (%) = /()×100 (%) である。

C PWMは、LEDの色を変えず、明るさを変えることができる。

D 不適切である。PWM制御は、モータのオン/オフ制御をパルスによって行うパルス制御法の発展形で、パルス幅を変調することでDCモータの回転速度を制御する。

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