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技術士試験(情報工学部門)・情報技術者試験。ファーストマクロ。


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平成25年度 技術士第二次試験問題【必須科目】

T−3

次に示すコンピュータシステムのアーキテクチャのうち、主記憶の読み出し時間を実効的に速める技術として最も適切なものはどれか。

@ メモリインターリーブ

A 仮想記憶

B スーパースカラ

C ディスクキャッシュ

D 命令パイプライン


正解

@


解説

@ 正しい。メモリインターリーブは、主記憶内部を複数のメモリバンクに分割し、各バンクを並列にアクセスすることでCPUから主記憶へのアクセスを高速化する技術の一つである。

A 仮想記憶は、ハードディスクなどの一部の領域をメモリーの一部として利用し、実メモリーよりも多くのメモリがあるように見せるメモリー管理技術の一つである。

B スーパースカラは、メインメモリから複数の命令を同時に呼び出し、同時に実行できるようにするCPUの高速化技術の一つである。

C ディスクキャッシュは、ハードディスクなどアクセス速度が遅い記憶装置に記録されているデータを高速なメモリに読み込み、データのやり取りを高速化する技術である。

D 命令パイプラインは、複数の命令を少しずつ段階をずらしながら同時実行するマイクロプロセッサ (MPU) の高速化技術の一つである。

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