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技術士試験(情報工学部門)・情報技術者試験。ファーストマクロ。


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平成24年度 技術士第一次試験問題【専門科目】

W−23

次のUMLのクラス図で示されたモデルの解釈として、最も適切なものはどれか。ここで、仕様名はサイズ、解像度などの名称をもつクラス、仕様値は13インチ、100dpi などの値をもつクラスとする。

 ┏━━━━━┓       ┏━━━━━┓
 ┃     ┃*     *┃     ┃
 ┃ 製 品 ┣━━━┯━━━┫ 仕様値 ┃
 ┃     ┃   │   ┃     ┃
 ┗━━━━━┛┏━━┷━━┓┗━━━━━┛
        ┃     ┃
        ┃ 仕様名 ┃
        ┃     ┃
        ┗━━━━━┛

@ 同じ製品と同じ仕様名の間で、複数の仕様値をもつことができる。

A 仕様名と仕様値が入れ違っているので、解釈できない。

B 製品は一組の仕様名と仕様値の対で表現される。

C 製品は複数の仕様名と高々1つの仕様値の組合せで表現される。

D 1つの製品は複数の仕様名をもち、1つの仕様名は高々1つの仕様値をもつ。


正解

A


解説

@ 同じ製品と同じ仕様名であれば、1つの仕様値が対応するべきである。

A 正しい。製品と仕様名が決まれば、仕様値が対応するべきである。
 例えば、製品名:DPLY001、仕様値:13インチ、100dpi が決まれば、仕様名として「サイズ」と「解像度」が決まるということは通常考えられない。

B 製品は一組の仕様名と一つの仕様値の対で表現されるべきである。選択肢は、「一組の仕様名と、一組の仕様値の対で表現される」と読み取れる。

C 製品は複数の仕様名と1つの仕様値の組み合わせで表現される。
高々は0も含む表現であり、適切ではない。

D 1つの製品は複数の仕様名をもち、1つの仕様名は1つの仕様値をもつ。
高々は0も含む表現であり、適切ではない。

W−22 目次 W−24