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技術士試験(情報工学部門)・情報技術者試験。ファーストマクロ。


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平成18年度 技術士第一次試験問題【専門科目】

W−31

データベースにおけるトランザクションの耐久性 (durability) の説明として最も適切なものを次の中から選べ。

@ コミットしたトランザクションの更新結果はデータベースから消失しない。

A 各トランザクションは同時に処理されても他のトランザクションの影響を受けない。

B トランザクションのデータ操作は二者択一である。

C データベースはトランザクションの処理前と処理後で整合性がとれた状態になる。

D トランザクションの操作結果は、コミットまたはアボートのいずれかである。


正解

@


解説

トランザクション処理においてはACID特性が求められる。

原子性 (Atomicity) :トランザクション処理が「全て実行される」か「一つも実行されないか」のどちらかになることを保証する。
一貫性 (Consistency) :トランザクションの前後で、データに矛盾が無く整合性が保たれることを保証する。
独立性 (Isolation) :同時に処理されている他のトランザクションに影響を受けず、また、他の処理に影響を与えないことを保証する。
耐久性 (Durability) :永続性ともいい、トランザクションが完了したらデータベースに記録され、結果が失われることが無いことを保証する。

@ 正しい。耐久性の説明である。

A 独立性の説明である。

B 原子性の説明と考えられるが説明としては不十分である。

C 一貫性の説明である。

D 原子性の説明である。

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