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技術士試験(情報工学部門)・情報技術者試験。ファーストマクロ。


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平成18年度 技術士第一次試験問題【専門科目】

W−15

メインメモリに接続された、キャッシュメモリを内蔵したCPUがある。キャッシュメモリのアクセスタイムは40ナノ秒、メインメモリのアクセスタイムは400ナノ秒である。また、キャッシュのヒット率は98%である。アクセスタイムが800ナノ秒のメインメモリに変えたとき、データへの平均アクセスタイムを維持するためにはCPUのキャッシュメモリのアクセスタイムを何倍速いものに変える必要があるか、最も近いものを次の中から選べ。

@ 0.9倍  A 1.3倍  B 1.8倍

C 2.0倍  D 4.2倍


正解

A


解説

平均アクセスタイムは、
40×98% + 400×2% = 47.2ナノ秒

アクセスタイムが800ナノ秒のメインメモリに変えたときのCPUのキャッシュメモリのアクセスタイムを t とおくと、

t×98% + 800×2% = 47.2
t = (47.2 − 16) ÷ 0.98
t = 31.8ナノ秒

従って、40 ÷ 31.8 = 1.26 ≒ 1.3倍

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