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技術士試験(情報工学部門)・情報技術者試験。ファーストマクロ。


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平成17年度 技術士第一次試験問題【専門科目】

W−14

ある問題について、その実行時間の95%は完全に並列処理が可能で、Nプロセッサを利用することによりN倍性能が向上する。しかし、残りの5%は全く並列処理をうことができない。この問題を10台のプロセッサを用いて並列処理を行った場合、1台で実行するのに比べて何倍高速に実行することが可能か。最も近いものを選べ。

@ 6.9倍  A 7.2倍  B 7.4倍

C 7.6倍  D 7.9倍


正解

@


解説

10台のプロセッサで100個並列処理する場合を考える。

1,000個の処理のうち95%は並列処理するので、95個の処理を10台のプロセッサで並列処理できる。
1,000個の処理のうち5% (50個) は並列処理できないため、1台のプロセッサで50個の処理を行う。

つまり、並列処理した場合は 9550145個の処理が可能である。

1台で実行する場合、1,000個の処理を行うから、
1,000 ÷ 145 = 6.897 ≒ 6.9倍となる。

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