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技術士試験(情報工学部門)・情報技術者試験。ファーストマクロ。


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平成16年度 技術士第一次試験問題【専門科目】

W−10

次の語群Aと、それに対応する解説文Bについて、最も適切な対応の組合せを選択せよ。

語群A:

A1:SMT (Simultaneous Multithreading)

A2:マルチプロセッサ

A3:SIMD (Single Instruction stream, Multiple Data streams)

A4:VLIW (Very Long Instruction Word)

説明文B:

B1:並列計算機一般を指す。

B2:命令レベルの並列性とスレッドレベルの並列性を共に利用可能である。

B3:コンパイラの役割が特に重要である。

B4:メディア処理に効果的で、汎用CPUの命令の一部として取り入れられている。

B5:共有メモリを持っている。

B6:かつてスーパーコンピュータとしての利用が期待された。

B7:MIMD型コンピュータを指す。

@ A1-B7, A2-B1, A3-B6, A4-B5

A A1-B3, A2-B7, A3-B1, A4-B4

B A1-B1, A2-B2, A3-B5, A4-B7

C A1-B6, A2-B3, A3-B4, A4-B5

D A1-B2, A2-B5, A3-B4, A4-B3


正解

D


解説

A1の説明がB2であることだけ知っていたり、A4の説明文がB3であることだけ知っていれば、選択肢が絞られ、簡単に解ける問題。

SMT (同時マルチスレッディング) は単一CPUで、複数の実行スレッドを同時に実行するプロセッサ機能である。

マルチコアプロセッサは、複数のプロセッサコアを1つのCPUパッケージに集積したマイクロプロセッサのことである。

SIMD (Single Instruction/Multiple Data) は、単一命令ストリームで複数のデータストリームを処理する方式のことである。

VLIW (Very Long Instruction Word) は、複数の命令を非常に長い1つの命令で同時に実行する方式のことである。命令間の依存関係がないように考慮され、命令が並び替えられている。

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